受託開発実績:MicroAutoBox向けドライバー開発
MicroAutoBox向けに、RS232CポートをLINポートとして使用するためのドライバー(ソフトウェア)を作成させていただきました。
導入前の問題点
お客様の業務は、MicroAutoBoxによる車載のラピッドプロトタイピングでした。
お客様がお持ちのMicroAutoBoxにはLINポートが2つあったのですが、お客様は3つないし4つのLINポートが必要でした。
そのため、このままではラピッドプロトタイピングの実施が不可能な状況でした。
ソリューション
RS232Cポートが空いていた事に着目し、このRS232CポートをLINとして使用する事にしました。
特長は、次の通りです。
■RS232CポートにLINトランシーバーを接続し、LINポートとして使用できるようにしました
■LINのマスターのみ対応としました。これにより、可変ボーレートに対応する必要がなくなりました
■MicroAutoBox内にて、LINに特有のデータ変換、通信タイミング制御などを行うようにしました
■MicroAutoBox用モデルで使えるドライバーブロックを用意させていただきました
LIN通信は、単なるRS232C通信と違い、特殊な波形を出力したり、ちょっとしたタイミング制御が必要だったりします。そのための制御をいかに実現するかが工夫のポイントでした。