受託開発実績:RAMモニターとHILSとの接続
HILSシステムにて、既存のRAMモニターが使用できるよう、ドライバーを作成させていただきました
導入前の問題点
お客様は、ECUの検査装置としてHILSをお使いでした。それと同時に、HILSとは別の計測装置としてRAMモニターをお使いでした。
しかし、HILSの情報とRAMモニターの情報をそれぞれ別々に取得していたため、あまり使い勝手の良い環境ではありませんでした。
ソリューション
RAMモニターをHILSシステムにて使用できるようなドライバーを作成させていただきました。
特長は、次の通りです。
■HILSで使えるドライバーブロックを用意させていただきました
■そのブロックを使用してRAMモニターの設定ができます
■そのブロックを使用してRAMモニターからの情報を取り出せます
お客様がお使いになられていたRAMモニターはUSB接続タイプでした。
USBはWindowsで使用するには使い勝手の良い物ですが、USBプロトコルの構造上、リアルタイムで使用するには不向きな物です。
それをなんとかHILSの中に取り込むために、少々手間がかかりました。結果、(USBという制約上)完全なリアルタイム性は確保できなかったものの、検査装置としては問題ないレベルまで仕上げる事ができました。