受託開発実績:コントローラとHILSの接続(2)
独自通信プロトコルで動作するECUと、HILSシステムとの接続アダプタを作成させていただきました。
導入前の問題点
お客様の開発対象は、とある独自通信プロトコルで動作するECUの開発でした。
このECUを試験するには、通信相手が必要です。そこで、HILSシステムを通信相手にする事にしました。
しかし、このプロトコルはLINベースではあるものの、車両メーカーによる独自の拡張がなされていました。そのため、市販の通信アダプタでは対応できませんでした。
ソリューション
お客様から、LINベースの独自通信プロトコル仕様をいただき、それをベースにアダプタを作成させていただきました。
特長は、次の通りです。
■アダプタとHILSとはシリアル通信を行う
■アダプタとECUとは、独自通信を行う
■アダプタはECUからの信号を読み取り、ボーレートに自動追従するようにしました
■HILSで使えるドライバーブロックを用意させていただき、そのブロックを使用して通信が行えるようにしました
この接続アダプタはご好評を頂き、HILSだけではなくWindows上でも使用できるようにされました。