モデルを隠ぺいする

GUIとSimulinkモデルの配布

作成したSimulinkモデルの動作確認を、他の部署、あるいは他の会社に依頼する場合を考えて見ます。

たとえば、他社の依頼で開発を行っている場合、Simulinkモデルを作り終えた時点で、 本当にこの仕様で大丈夫なのか検討を行ってもらう必要があります。

そこで、GUIとSimulinkモデルを渡して色々と触ってもらい、フィードバックを受け取る必要が出てきます。

では、Simulinkモデルを簡単に社外に出せるかというと、必ずしもそうとは言えません。

なぜなら、Simulinkモデルはノウハウの塊である事が多いからです。たった1つのパラメータを決めるために、数百万円の費用を使うことも稀ではありません。

ですから、もしもSimulinkモデルそのものを引き渡さないですむのであれば、それが一番です。

モデルをコンパイルして配布することで、中身を隠ぺいする

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Simulinkには Real-time Workshop というオプションがあります。これは、SimulinkモデルをC言語に変換し、コンパイルできるようにするためのものです。

OpenPLATEでは、このオプションを利用して、モデルをコンパイルし、コンパイルされたモデルを使用して動作を行わせる事が出来ます。

OpenPLATEを使用してコンパイルするには、GUIに用意されたメニューの「コンパイル」をクリックします。すると、Simulinkモデルがコンパイルされて、EXE形式のファイルになります。

そしてコンパイルされたモデルを実行するには、『ロード』『実行』とクリックします。これは通常のSimulinkモデルを実行する場合と全く同じです。

配布する必要があるのは、GUI(EXE形式)と、EXE化されたモデル、それにいくつかの設定ファイルのみです。 Simulinkモデルの内容が分かってしまうようなファイルは一切配布する必要がありません。

ユーザー側では、OpenPLATEランタイムバージョン(無償)さえインストールすれば、これらのGUI/モデルを使用することが出来ます。

プレゼンテーション

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