Simulink向けCANドライバー

受託開発実績:Simulink向けCANドライバー

Simulink上で使用できるCANドライバーを作成させていただきました。

導入前の問題点

お客様の部署は、Simulinkを使用した制御アルゴリズム開発をされていました。

制御アルゴリズム+プラントモデルという構成で開発をされていたのですが、そこに車載ネットワークがからむ事がありました。

simulink_can_00

ECUは単独で動作しているケースは少なく、大概ほかのECUとの通信をしながら動作しています。そうなると、単独のモデルでは検証範囲が限られてしまいます。

もちろん、ほかのECUについても全てモデル化してしまえば良いのですが、そのためには莫大な工数がかかってしまうため、現実的な回答とは言えませんでした。

ソリューション

OpenPLATEの、モデルをだいたいリアルタイムに動かす機能と連携し、Simulink上でCAN通信カードを制御できるようにしました。

simulink_can_01

特長は次の通りです。

■CANdbファイルを読み込み、メッセージ一覧を表示できる

■使用したいメッセージを選択すると、そのメッセージを送受信できるSimulinkブロックが自動生成される

■Simulinkブロック上のCANブロックは、マシンに装着されたCAN通信カードを制御し、実際のCAN通信を行う事が出来る

実は、これと似たような製品が市販されているのですが、お客様からはこちらのツールの方がずっと良いとのご評価をいただきました。

(お客様の要望を100%満たす形で作成させていただいたので、良い評価を頂けるのは当たり前といえば当たり前ですが。。。)